169円安続落スタート、米国株安を受け

【寄り付き概況】

23日寄り付きの日経平均株価は売り優勢で、前日比169円47銭安の2万453円44銭と続落してスタート。
 
前日のNYダウが300ドルを超える下げをみせたほか、外国為替市場でも円高含みに推移していることを受け、主力株中心に広範囲にリスク回避の流れが広がった。
IMF(国際通貨基金)による19年の経済見通しの下方修正を境に世界景気減速への懸念が再び意識されている。中国向け売上高比率の高い企業の業績に対する懸念も再浮上、米国で中国関連株が幅広く売られており、東京市場でもこのネガティブな流れが波及する可能性がある。
 
きょうは日銀の金融政策決定会合の結果が発表されるが、現状維持でマーケットは織り込んでいるものの、展望リポートでは物価見通しを下方修正するとの観測もあり、その内容に注目が集まる。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、電力ガスを除き安い。値下がりで目立つのは鉱業、石油、ゴム製品、非鉄、海運など。
 
個別では、ファーストリテが安く、ユニー・ファミマや任天堂は下押している。ソニーが値を下げ、村田製、ファナック、東エレク、キーエンスもさえない。武田、JT、ZOZOは下落している。SUBARUは大幅安。
 
半面、トヨタが締まり、デンソー、ダイキンは小高い。ソフトバンクGが切り返し、NTT、KDDIは堅調。三井住友、三菱UFJが強含み。東製鉄は値を飛ばし、電通が買われている。
 
225先物はGS・モルスタ・JP・日興・ソジェン・UBSが買い越し。
みずほ・野村・ナティクス・アムロ・三菱・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はメリル・JP・ソジェン・アムロが買い越し。
野村・UBS・大和・モルスタが売り越し。
 
テクニカル的には銘柄なし。
 
 

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