【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比167円82銭高の2万1542円65銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.22ポイント高の1599.38で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともにしっかり。大型株中心に押し目買いや買い戻しが入っている。
外国為替市場では、1ドル=113円50銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
薄商いの中、インデックス売買に押し上げられた格好であろう。
全体の約6割近い銘柄が下落する局面の中で、指数インパクトの大きい値がさの一角がけん引する格好になっている。
また、マザーズ指数が2%の下落となっており、センチメントを悪化させている。
月末に向けた税金対策等の換金売りの流れもあるとみられるが、クリスマス休暇から国内外の機関投資家の売買が細る中では個人主体の売買が期待されることもあり、中小型株の出直りに期待したいところでもある。
まずは、19日のソフトバンク上場、その後の資金還流の動きを見極めるまでは、中小型株も手掛けづらいところのようである。
商いが薄い中でも日経平均が底堅い値動きをみせてくることにより、中小型株についても年末高を意識した押し目拾いの流れがみられる可能性はありそうだ。
個別では、ファーストリテ、ソフトバンクGが堅調。ユニー・ファミマは大幅反発。東電力HDは続伸している。三菱UFJ、三井住友、みずほFGの大手銀行株は小幅高。トヨタ、昭和電工、任天堂も上昇している。
半面、ホシザキが大きく押され、コマツ、デンソー、アルプスは軟調。エーザイ、第一三共、資生堂が値を下げ、リクルートHDはさえない。ヤフー、イオン、日水も下落している。
