【寄り付き概況】
1日寄付きの日経平均株価は、前営業日比167円11銭安の2万1901円13銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、13.81ポイント安の1754.43で始まった。
28日の米国株式市場は、NY原油先物WTI価格が下落したことや上値の重さが意識され、NYダウ、ナスダック総合指数がともに続落した。
28日のシカゴ市場日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比190円安の2万1910円だったこともあり、同清算値にサヤ寄せする動きが先行した。
また、外国為替市場でも1ドル=106円台半ばへの円高が進行、これを受けて主力株をはじめリスク回避の売りが続いている。
ただ、前日に日経平均は引け際一段安で320円強下げており、下値に突っ込んだ場面では押し目買いを誘う可能性もある。日銀のETF買いも予想されることで、売り一巡後の動きが注目される。なお、毎月第一営業日の日経平均は前月まで20カ月連続の上昇をみせていたる。
取引開始前に財務省が発表した2月18-24日の対外対内証券売買契約は、非居住者の株式取引が536億円の処分超で、2週ぶりに処分超だった。
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面安で値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、保険、非鉄、卸売など。
個別では、任天堂、ソフトバンクGの売りが厚く、ファーストリテ、トヨタ、ホンダが下げ、ファナック、東エレク、日本電産、三菱UFJ、三井住友が安く、オリックス、第一生命、伊藤忠、三菱商が下落している。コマツ、JXTGもさえない。
半面、日立が締まり、ミネベアミツミは堅調。スタートトゥ、パーク24は個別に買われている。
