16日 米国▪︎欧州株式概況

〔米株式〕
ダウ反落、83ドル安=ナスダックも小安い

16日のNYダウ工業株30種平均は反落し、終値は前日比83ドル11セント安の4万9359ドル33セントだった。

トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスでの会合で、ハセット国家経済会議(NEC)委員長について、「今の職にとどまってほしい」と発言。金融緩和に積極的と考えられているハセット氏は連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長の有力候補だったが、指名を見送る可能性が示唆された。発言を踏まえてダウは一時200ドル近く下げたものの、その後は下落幅を縮小した。
19日はキング牧師生誕記念日で休場となることもあり、市場では「3連休を前に持ち高を調整する動きも見られた」との指摘が聞かれ、積極的な売買は手控えられた。

16日の米債券市場では長期金利が4.2%台前半と2025年9月上旬以来の高水準を付けた。株式の相対的な割高感を意識した売りが出た。

来週からネットフリックスなどハイテク企業の四半期決算が本格化することもあり、業績や見通しを見極めたい投資家も多かった。

ダウ平均は取引開始直後には、12日に付けた最高値を上回る場面があった。ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが大幅高となった。取締役の劉徳音(マーク・リュウ)氏がマイクロン株を取得したことが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で15日に明らかとなり、材料視された。

半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が15日発表した2025年10〜12月期決算では、売上高などが市場予想を上回ったほか、26年の設備投資計画を前年から引き上げた。半導体分野の先行きに対する楽観から、16日も半導体関連株の一角に買いが続いた。

16日朝発表の25年12月の米鉱工業生産は前月比0.4%増とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.1%増)を上回った。11月分も0.2%増から0.4%増に上方修正された。「米経済は引き続き底堅さを保っている」と受け止められたことは相場の支えだった。

個別銘柄ではセールスフォースやユナイテッドヘルス・グループ、ウォルト・ディズニーが下落した。メルクやスリーエムも安かった。半面、アメリカン・エキスプレスやIBM、ハネウェル・インターナショナルが買われた。

ナスダック総合株価指数は小幅に反落した。終値は前日比14.634ポイント(0.06%)安の2万3515.388だった。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズやテスラが下落した。

〔ロンドン株16日 小幅反落〕

16日の英FTSE100種総合株価指数は小幅ながら3日ぶりに反落し、前日比3.65ポイント(0.03%)安の1万0235.29で終えた。国際商品市場での銅先物などの下落を背景にスイスのグレンコアや英豪リオティントといった資源関連の銘柄が下げ、指数の重荷となった。

FTSE100種指数はこのところ最高値圏での推移が続いており、週末入りを前に利益確定や持ち高調整の売りも出やすかった。

FTSEの構成銘柄では、教育・メディア大手ピアソンが4.05%安、産業・エネルギー会社のメトレン・エナジー・アンド・メタルズが3.80%安、賭け屋大手エンテインが3.27%安と下げを主導。一方、航空・防衛大手BAEシステムズは2.30%高、金融大手ナットウエストは2.16%高、医療機器・精密部品大手スミスグループは1.95%高となった。

〔ドイツ株16日 小幅反落〕

16日のドイツ株価指数(DAX)は小幅に反落し、前日比55.26ポイント安の2万5297.13で終えた。DAXが最高値圏での推移を続けるなか、週末入りを前に利益確定や持ち高調整の売りが出た。

DAXでは、化学品商社ブレンタークが3.97%安、化学大手BASFが3.67%安、通信大手ドイツテレコムが2.91%安と大きく売られた。
半面、エネルギー大手シーメンス・エナジーは6.32%高と急伸し、通販大手ザランドが1.74%高、RWEが1.46%高で続いた。

欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は5日続落し、前日比0.65%安で終えた。

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