16日の東京株式市場は、米国株高を受け、朝方は買い先行となるだろう。
その後はもみ合いとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万1000円－2万1250円を想定する。
前週末13日の米国株式は反発し、ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。
為替相場は、ドル・円が１ドル＝111円台の後半と円高に振れている。
日経平均株価は９連騰を演じ、約21年ぶりに2万1000円台に乗せたこともあり、目先的な達成感なども重なり、輸出関連銘柄を中心に利益確定売りに押される場面もありそう。
ただ、衆院選の投開票を22日に控え、よりアベノミクス加速への期待感が高まりそうだ。
安定政権への期待による海外勢による資金流入が一段と強まる可能性があるだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比80円高の2万1240円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
21240 ( +80 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
21265 ( +105 )
( )は大阪取引所終値比
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り710万株、買い520万株で、差し引き190万株の売り越し。売り越しは２営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、鉄鋼、精密、自動車、その他製品、化学、通信など。買いセクターに、電機、商社、保険、通信、空運、ＲＥＩＴなど。
【好材料銘柄】
■住石ホールディングス <1514>
上期経常を2.7倍上方修正・12期ぶり最高益、通期も増額。
■エスケイジャパン <7608>
上期経常は46％増益・通期計画を超過。
■Ｅ・Ｊホールディングス <2153>
株主優待制度を新設。毎年11月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて500円～2000円分のクオカードを贈呈する。
■ハブ <3030>
15万株の立会外分売を実施。東証1部銘柄指定の申請を行っており、株式の分布状況の改善と流動性の向上を図る。上期経常は35％増益で着地。
■アグレ都市デザイン <3467>
上期経常を一転16％増益に上方修正。
■ジー・スリーホールディングス <3647>
今期経常は33％増で2期連続最高益、実質増配へ。
■日東化工 <5104>
上期経常を50％上方修正。
■日本伸銅 <5753>
今期経常を50％上方修正。
■ヴィレッジヴァンガードコーポレーション <2769>
6-8月期(1Q)経常は4.3倍増益・上期計画を超過。
■串カツ田中 <3547>
11月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。12-8月期(3Q累計)経常が34％増益で着地。
■ウォンテッドリー <3991>
11月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。今期経常は3.3倍増で2期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
16（月）
9月首都圏新規マンション発売（13:00）
《決算発表》
スーパーツール、鉄人化、アクサスＨＤ、アクロディア、市進ＨＤ、アサヒ陶、ＪＭＡＣＳ、メタップス、山陽百、東宝
【海外】
中国9月消費者物価（10:30）
中国9月生産者物価（10:30）
米10月NY連銀製造業景気指数（21:30）
日米経済対話（2回目）
《米決算発表》
ネットフリックス、チャールズ・シュワブ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
