【寄り付き概況】
4日の東京株式市場は買い優勢、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比158円06銭高の2万2555円05銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、10.40ポイント高の1749.10で始まった。
為替市場で対ドルでの円高の動きが一服し、買い戻す動きが先行したようだ。
前日は日銀の金融緩和策の修正観測が報じられ、外国為替市場での円高進行などが全体相場を押し下げる要因となったが、きょうは1ドル=111円台半ばでもみ合う動きで円買いの動きが一服した。
米国株市場ではNYダウは小幅続落したもののナスダック総合指数4日ぶり反発しており、目先調整一巡感が出ている。
東京株式市場でも前日に日経平均はやや偏った下げで300円安となっていたこともあり、きょうはその巻き戻しで買いが先行している。企業の決算発表本格化に合わせ、好業績銘柄の押し目を物色する動きも予想される。
ただ、引き続きトランプ米政権の保護主義政策に対する警戒感はくすぶるなか、上値を積極的に買う動きも期待しにくいとの見方もある。
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で値上がり上位にその他金融、非鉄、機械、水産、保険など。
個別では、トヨタが買われ、コマツ、ダイキンは高い。昭和シェルはしっかり。信越化、ファナックが値を上げ、ソニーは強含み。三菱UFJ、りそなHDが続伸し、第一生命は大幅高。ソフトバンクG、JT、三井不、大成建が買われている。
半面、パナソニックが値を下げ、キヤノン、東エレクは軟調。エーザイが下押し、東海カはさえない。明治HD、ファーストリテが売られている。
225先物は、アムロ・ナティクス・メリル・SBI・GSが買い越し。
ソジェン・野村・ドイツ・パリバ・シティが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・GS・アムロ・クレディ・シティが買い越し。
ソジェン・ナティクス・バークレイズ・パリバが売り越し。
テクニカル的には、Vコマース(2491)、ラクト(3139)、SI(3826)、田辺三菱(4508)、リソー教育(4714)、コスモエネ(5021)、山村硝(5210)、品川リフ(5351)、タクマ(6013)、シンコウ工(6458)、アドヴァン(7463)、みち銀(8350)、ふくおか(8354)、ソニーFH(8729)、トランシティ(9310)が動兆。
