157円安、米大統領の関税発言を嫌気

【寄り付き概況】

31日の日経平均株価は、前日比157円32銭安の2万785円21銭と3日続落してスタート。トランプ米大統領はツイッターで、6月10日から、メキシコからの輸入品に対し5%関税を課すとし、同国からの違法移民問題が解決するまで続けるとツイート。世界経済への影響を警戒する動きが強まったようだ。
 
前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに自律反発の動きをみせているが、主力株中心に売りが優勢。外国為替市場では足もと円高に振れていることが嫌気されている。米国株市場の戻りは鈍く、世界景気減速懸念が意識されるなかでこれといった買い向かう材料もなく、見切り売りを誘っている。日経平均は先物主導で不安定な展開が続きそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、水産を除きほぼ全面安で値下がりが目立つのは輸送用機器、鉱業、紙パルプなど。
 
個別では、トヨタ、ホンダ、日産自が値を下げている。ソニーもさえない。武田は安く、ソフトバンクG、ファーストリテは軟調。三菱UFJ、三井住友も売られている。
 
半面、任天堂、村田製が堅調で、花王、資生堂はしっかり。小野薬が値を上げ、KDDI、楽天は買われている。
 
225先物は、野村・ソジェン・アムロ・バークレイズ・三菱・GSが買い越し。
クレディ・モルスタ・大和・JP・ドイツ・メリルが売り越し。
TOPIX先物は大和・UBS・パリバ・バークレイズ・アムロが買い越し。
メリル・ドイツ・モルスタ・みずほ・ソジェンが売り越し。
 
テクニカル的には、タケエイ(2151)、アルコニックス(3036)、大幸薬品(4574)、日ペ(4612)、富士電機(6504)、サクサ(6675)、マクセル(6810)、日MDM(7600)が動兆。

 

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