154円高と3日続伸スタート、米国株高を受け買い先

【寄り付き概況】

11日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比154円64銭高の2万0333円73銭。国内で新型コロナウイルスの感染者数の伸びが鈍化し、重点対策が必要な「特定警戒都道府県」以外の多くで緊急事態宣言の解除が視野に入ったことで投資家心理が上向いた。経済活動の制限緩和などを背景に前週末の米国株が大幅上昇したのも支援材料になっている。
 
注目された4月の米雇用統計は新型コロナウイルスの影響で失業率が1929~1930年代の大恐慌以来の水準となったが、これについては織り込みが進んでいたこともあり、前週末の米国株市場では、NYダウ、ナスダック総合指数ともに大きく上昇した。
 
日経平均はこれに追随する展開。ただ日経平均は前週末に米国に先駆けて大幅高に買われており、足もとはその分上値が重くなっている。国内で本格化する企業の決算発表を横にらみに積極的に上値を買い進む動きは想定しづらい。
 
東京外国為替市場では、円が1ドル=106円台後半(前週末終値は106円37-38銭)、1ユーロ=115円台後半(同115円13-17銭)で取引されている。
 
個別では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクGが買われ、東エレク、アドバンテス、信越化などの半導体関連株が上昇。また、TDK、太陽誘電、日本電産、ファナックが高く、JFE、日本製鉄、コマツ、日立建機も値を上げている。このほか、デンカ、住友化、富士フイルム、カネカが堅調で、ファーストリテは続伸している。
 
半面、野村、アイロムG、シャープ、ホシデンが下落、任天堂は続落している。

テクニカル的にはサカタタネ(1377)、タマホーム(1419)、NIPPO(1881)、協和エクシオ(1951)、フィード・ワン(2060)、メンバーズ(2130)、SMS(2175)、サニーサイド(2180)、NJS(2325)、なとり(2922)、マクニカ富士(3132)、ティーライフ(3172)、Cominix(3173)、サンセイラン(3277)、あさひ(3333)、稲葉製作(3421)、ボルテージ(3639)、積水樹(4212)、扶桑薬(4538)、ダイト(4577)、ID(4709)、トーセ(4728)、ニチレキ(5011)、エンビプロ(5698)、平河ヒュ(5821)、ダイニチ(5951)、EG(6050)、M&Aキャ(6080)、ツガミ(6101)、LITARICO(6187)、レオン自(6272)、オーイズミ(6428)、キッツ(6498)、QB(6571)、芝浦メカ(6590)、IDEC(6652)、リオン(6823)、OBARA(6877)、オプテックス(6914)、ドウシシャ(7483)、イオン北(7512)、サイゼリア(7581)、タカラトミー(7867)、NISSHA(7915)、リンテック(7966)、兼松(8020)、岩谷(8080)、三益半(8155)。毎日コム(8908)、エシライン(9078)、ゼンリン(9474)、東宝(9602)、東映(9605)、アイネス(9742)、アルテック(9972)が動兆。
 
人気はサマンサ(7829)、プロルート(8256)、メタップス(6172)、アイロム(2372)、電産シス(3630)、セック(3741)、ファンケル(4921)、シグマク(6088)、スパークス(8739)、串カツ(3547)、アイスタイル(3660)、ウチダエスコ(4699)、JIA(7172)。

 

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