日経平均株価の予想レンジは、1万9600円-1万9900円を想定する。
買い材料のない中、寄り付きは売り優勢の展開が予想される。三連休を前に地政学リスクを意識して利益確定売りが少し強まる可能性が高い。
強い上昇基調が続く5日線(1万9654円)上を維持して終えられるかが注目される。
地政学リスクの高まりから、防衛関連銘柄に関心が向かいそうだ。
引き続き、EV(電気自動車)、有機ELなどへの短期資金流入が予想される。
為替市場では、ドル・円が1ドル=109円後半と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比45円高の1万9735円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り650万株、買い950万株で、差し引き300万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、銀行、証券、鉄鋼、食品、小売、機械など。買いセクターに、通信、サービス、電機、化学、石油、薬品、食品など。
【好材料銘柄】
■オハラ <5218>
今期経常を62%上方修正。
■大盛工業 <1844> [東証2]
今期経常は292倍増益、3円増配へ。
■昭和真空 <6384>
今期経常を58%上方修正。
■明豊エンタープライズ <8927>
前期経常が上振れ着地・今期は3.7倍増益、10期ぶり5円で復配へ。
■テモナ <3985>
今期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■シンメンテホールディングス <6086>
10月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。今期配当を実質増額修正。
■ハイアス・アンド・カンパニー <6192>
5-7月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
15(金)
【国内】
《決算発表》
コンフォリア
【海外】
米8月小売売上高(21:30)
米9月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米8月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米7月企業在庫(23:00)
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
