【寄り付き概況】
31日の東京株式市場は買い優勢の展開、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比144円88銭高の2万2163円40銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、10.79ポイント高の1746.92で始まった。
前日の欧州株市場ではイタリアが急反発、米国株市場でもNYダウが終値で300ドルを超える上昇をみせ、東京市場でも目先リスクオフの巻き戻しが入った。
イタリアの国債利回りの上昇一服で投資家の不安心理が緩和された形となり、外国為替市場では対ドル、対ユーロともに円高に歯止めがかかったことも主力株中心にプラスに働いている。
ただ、引き続き全般は神経質な動きが続くことが予想される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、非鉄、証券、卸売など。
個別では、トヨタ、ホンダ、ファナックが買われている。東海カ、新日鉄住、住友鉱が堅調で、JXTG、石油資源は反発。三井住友、第一生命、菱地所はしっかり。ファーストリテが値を上げ、資生堂、天堂、JR東日本、JT、武田も上昇している。
半面、ソフトバンクGがさえず、NTT、JALは軟調。マネックスGは小反落。SUBARUは続落している。
225先物は、みずほ・アムロ・メリル・GS・クレディが買い越し。
野村・ドイツ・JP・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はメリル・ソジェン・三菱・パリバ・ドイツが買い越し。
クレディ・野村・JP・GS・UBS・アムロが売り越し。
外資系等は、豊田合成(7282)、バンナム(7832)、スクエニ(9684)、コーセー(4922)、東セン(8439)、オプト(2389)、山九(9065)、塩野義(4507)、花王(4452)、石油資源(1662)に注目。
テクニカル的にはテクノスジャ(3666)、沢藤電(6901)が動兆。
