142円高、米株高受け続伸でスタート

【寄り付き概況】

18日日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比142円55銭高の1万7154円08銭。米政府が総額1兆ドル(約107兆円)の経済対策を検討すると発表し、新型コロナウイルスを巡る景気下振れ懸念が和らいだ。前日の米株高を受け、東京株式市場でも買いが先行した。
 
前日の欧米株市場が総じて切り返しに転じており、米国株市場ではトランプ米政権が1兆ドルの経済対策を検討することを発表、これを好感する形でNYダウは1000ドルを超える反発を示した。東京株式市場でも欧米株高を引き継ぐ格好でリスクオフの巻き戻し局面に移行しそうだ。
日経平均は前日に下ヒゲで1万6300円台まで突っ込んだが、その後は買い戻され乱高下を経て1万7000円台をキープして着地。目先的には底入れムードが出ている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響は拭えず、買い一巡後は戻り売り圧力も意識されそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、27業種が高く、値上がり上位に空運、陸運、水産、小売、サービスなど。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
 
個別では、トヨタ、三菱UFJ、資生堂やイオンが上昇。ソニー、コマツ、TDK、小田急や京王も高い。グループ企業が開発したインフルエンザ薬「アビガン」について、中国政府が新型コロナウイルスに対する有効性を臨床研究で確認したと発表した富士フイルムは、買い気配のまま値が付いていない。
 
半面、米シェアオフィス大手のウィーカンパニーへの支援策を見直すとの報道が伝わったソフトバンクGが大幅安。ファーストリテ、石油資源、アドバンテスが軟調。IHIや日揮HDも下落している。

テクニカル的にはTBK(7277)、薬王堂(7679)が動兆。
 
人気はブシロード(7803)、リプロセル(4978)、アルインコ(5933)、三菱食品(7451)、ウエスト(1407)、SBS(2384)、ヤーマン(6630)、KeePer(6036)、あさひ(3333)、テクノプロ(6028)、亀田製菓(2220)、メルカリ(4385)、福山通運(9075)、出前館(2484)、セルソース(4880)。

 

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