【寄り付き概況】
11月相場入りとなった1日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は、前日比14円05銭安の2万1906円41銭と3日ぶりに反落してスタートした。
前日の大幅高の反動や、為替市場で円相場が円高に振れていることなどから、売りが先行したようだ。
前日のNYダウ240ドル高と続伸、ナスダック指数は2%強の上昇をみせるなど上げ足を強めており、リスクオフの巻き戻しが継続している。
ただ、外国為替市場で足もとドル高・円安が一服しており、前日までの2日間で日経平均は770円の急速な戻りを演じた後ということもあって、目先は戻り売りに上値の重い展開となっている。
投資家心理が改善するなか、好調な企業決算発表を背景に好業績銘柄を拾う動きや、内需中小型株の戻り相場は継続するとみられ、全体相場は強さを発揮しそうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がり上位に陸運、不動産、電気機器など。一方、値下がりで目立つのは紙パルプ、石油、情報通信など。
個別では、NTTドコモ、ソフトバンクGが売られている。ZOZO、ヤフー、楽天も安い。東エレク、パナソニックが値を下げている。トヨタは弱含み。
半面、村田製、アドバンテスが上伸。ソニー、ファナック、日立もしっかり。任天堂は強含み。武田が堅調。三井住友、みずほFGは小幅高となっている。
225先物は、野村・バークレイズ・日興・GS・大和・パリバ・JP・SBIが買い越し。
アムロ・シティ・クレディ・ナティクス・ドイツ・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はメリル・UBS・ソジェン・みずほ・パリバ・GSが買い越し。
バークレイズ・ドイツ・クレディ・大和が売り越し。
テクニカル的には、PS三菱(1871)、ウェルネット(2428)、パル(2726)、ホットランド(3196)、すかい(3197)、BS(5108)、日トリム(6788)、ノジマ(7419)、メディパル(7459)、アドヴァン(7463)、インタアクション(7725)、デサント(8114)、オリコ(8585)、ソニーFH(8729)、平和不(8803)、スズケン(9987)が動兆。
