136円安 売り先行、米株安と円高を嫌気

【寄り付き概況】

31日の日経平均株価は、前日比136円25銭安の2万2733円25銭と9日ぶりに反落してスタート。
トランプ米大統領が、来週にも中国製品に対シ2000億ドル(約22兆2000億円)の追加関税を発動すると報じられ、NYダウとナスダックは5日ぶりに反落した。米国株安に対ドルで円高に振れていることなどから、売りが優勢となっている。
 
前日まで日経平均は8日続伸しており利益確定売りが出やすいところ。底値圏で依然として不安定な上海株市場の動向も警戒され、米中貿易摩擦への懸念がくすぶるなか、きょう発表予定にある中国の景気指標などが全体相場に影響を与える可能性があるだろう。
 
取引開始前に経済産業省が発表した7月鉱工業生産(速報値)は前月比0.1%低下し、市場予想平均の同0.2%上昇を下回った。同省では「総じてみれば、生産は緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」としている。
 
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、水産を除きほぼ全面安、値下がりで目立つのは鉄鋼、海運、紙パルプ、非鉄、銀行など。
 
個別では、任天堂が売りに押され、ファーストリテ、トヨタ、スズキが、ホンダなどが値下がりしている。ソニー、東エレクが甘く、ファナック、三菱UFJ、三井住友は安く、みずほFGは小幅安。
半面、ソフトバンクGが買われ、キーエンス、キリンHD、アサヒが高く、塩野義、エーザイも堅調となっている。
 
225先物は、JP・モルスタ・大和・ソジェン・クレディが買い越し。
野村・三菱・メリル。パリバ・アムロが売り越し。
TOPIX先物はGS・モルスタ・JP・アムロが買い越し。
模村・メリル・バークレイズ・大和が売り越し。
 
テクニカル的には、前田建設(1824)、システナ(2317)、WDB(2475)、東洋紡(3101)、サムティ(3244)、サンセイ(3277)、フィックスター(3687)、カナミック(3939)、ステラケミ(4109)、板硝子(5202)、アジアパイル(5288)、グレイス(6541)、信号(6741)、日東電工(6988)、日本MDM(7600)、セイコー(8050)、西武(9024)、日本通信(8424)、元気寿司(9828)が動兆。

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