135円7銭安と反落。円高進行で、利益確定売りで2万4000円割れ。

19日前場の日経平均株価は反落した。
午前の終値は前日比135円07銭安の2万3989円08銭だった。2万4000円台で始まったが利益確定売りの圧力が強く、下げ幅は100円を超えた。
前日の欧米市場でユーロ買い・ドル売りが広がり、これになびく形で円相場は一時1ドル=109円台に上昇し、東京市場では自動車など輸出関連業種が全般に売り優勢となった。
109円台は9月15日以来4カ月ぶりの高値水準となる。

日銀による2017年12月の全国企業短期経済観測調査では、大企業製造業の17年度の想定為替レートは1ドル=110円18銭で、これを上回ってきた円高に輸出採算の悪化懸念が強まった。

東証1部の売買代金は概算1兆4160億円、売買高は7億2908万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1003、値上がり932、変わらずは127銘柄だった。

東証株価指数(TOPIX)、JPX日経インデックス400も反落した。

個別では、任天堂が売られ、証券会社が投資判断を引き下げたソニーが下落した。
みずほ、三井住友銀行など銀行株が売られた。村田製作所、レナウンが売られ、18年2月期の業績予想を据え置いた安川電機も売りが優勢だった。
半面、ソフトバンクが堅調、三井不動産、住友不動産など不動産株は高かった。
その他、セック、トランザクション、ブイ・テクノロジーが買われた。

東証2部株価指数は前日比1.63ポイント安の7729.78ポイントと4日ぶりに反落した。
値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は184となった。
個別では、杉村倉庫、ダイヤモンド電機、宮入バルブ製作所が売られ、東芝も下げた。
半面、桧家HD、大盛工業、ブルボンなど42銘柄が昨年来高値を更新した。
カワタ、原田工業、ノダ、ソマール、ウインテストが買われた。

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