【寄り付き概況】
4日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前日比131円10銭高の2万4242円06銭と反発してスタート。
前日のNYダウが5日続伸で連日の過去最高値更新となったほか、米長期金利の急上昇を受けて外国為替市場では1ドル=114円台半ばまで円安が進行、リスクを取る動きが再び強まっている。
米国では発表された9月のADP全米雇用リポートで雇用者数の増加幅が市場コンセンサスを大きく上回ったことで、強い米国経済が再認識され、引き続き上値指向。東京市場でもこれを受けて主力株中心に広範囲に買いが広がっている。
ただ、ここ日経平均は上昇ピッチが速かったこともあり、前日はその反動が出た。依然としてテクニカル的には過熱感が残っており、買い一巡後は伸び悩む可能性もある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がり上位に鉱業、保険、石油、紙パルプ、銀行、機械など。
個別では、東京海上、野村が上伸し、三菱UFJは大幅高。任天堂が買われ、ソフトバンクG、NTTは堅調。トヨタ、ホンダが値を上げ、ソニー、キーエンス、村田製はしっかり。三井物が、JXTG、コマツ、東海カは高い。
半面、武田、資生堂が売られ、花王、キッコーマンは安い。ANAが緩み、KDDIは軟調。良品計画は大幅安。ミネベアミツミが値を下げ、TDKは弱含みとなっている。
225先物は、ソジェン・アムロ・メリル・パリバが買い越し。
GS・SBI・JP・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・GS・メリル・クレディが買い越し。
日興・SBI・野村・JP・ソジェンが売り越し。
テクニカル的には、アダストリア(2685)、モバファク(3912)、UACJ(5741)、洋缶(5901)、加藤製(6390)、西武(9024)、学研(9470)、ファーストリテ(9983)、スズケン(9987)が動兆。
