13日の東京株式市場は、軟調展開か。

日経平均株価の予想レンジ:1万8300円-1万8600円を想定する。
米国株が続落したことや北朝鮮の動きに対する警戒感から、リスク回避姿勢が強まり、下値を探る展開となりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円前後と円高に振れている。現地12日のNY為替市場では、一時108円台の後半を付ける場面がみられた。対ドルでの円の高止まりが警戒され、輸出関連の主力株には重しとなろう。

ただ、東証1部の騰落レシオ(25日)は76.2%と昨年2/19(76.2%)以来の水準まで低下し、底値圏を示唆している。
SQ週の水曜日は荒れるといわれ、SQ前後では相場の分岐点になることも珍しくない。週足では現在、上昇を続ける26週移動平均線(1万8798円)を下回る状況となっているが、週の終値ベースで維持できるとすれば、そろそろ底打ちとなる可能性も否定できない。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比60円安の1万8470円だった。

東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り890万株、買い810万株で、差し引き80万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、ゴム、電機、薬品、自動車、建設、銀行、陸運、機械、精密など。買いセクターに、化学、建設、サービス、電力、ガス、食品、薬品、不動産、自動車など。

【好材料銘柄】
■青木あすなろ建設 <1865>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は17年4月13日から18年3月23日まで。
■ラクト・ジャパン <3139>
12-2月期(1Q)経常は4.8倍増益・上期計画を超過。
■スリー・ディー・マトリックス <7777>
ドイツのペンタックス社と、吸収性局所止血材「PuraStat」のフランス・オランダ・ポルトガルにおける販売権許諾契約を結んだ。
■スタジオアタオ <3550>
今期経常は13%増で6期連続最高益更新へ。
■エルテス <3967>
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。今期経常は41%増で3期連続最高益更新へ。

【主な経済指標・スケジュール】
13(木)
【国内】
3月マネーストック(8:50)
3月都心オフィス空室率(11:00)
30年国債入札
《決算発表》
JIN、TSIHD、ベル24HD、津田駒、IDOM、リテールPT、松屋、近鉄百、ポケットC、歌舞伎、乃村工、ファーストリテイ

【海外】
中国3月貿易収支
米3月生産者物価(21:30)
米4月ミシガン大学消費者マインド指数(23:00)
《米決算発表》
JPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ
休場:フィリピン、メキシコ、タイ(旧正月 ~4/14)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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