やや不安定な地合いは想定されるが、先高期待と短期的な過熱感が交錯し、一進一退の展開を予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万2600円-2万2800円を想定する
決算発表のピークを越え、手掛かり材料に乏しくなることが警戒されるなか、好業績銘柄や値動きの軽い銘柄など個別株物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ばと小動きの
10日のシカゴ日経平均先物は続落した。12月物は前日比180円安の2万2465円で取引を終え、大阪取引所の終値を55円下回った。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
22465 ( -55 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
22485 ( -35 )
( )は大阪取引所終値比
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り930万株、買い1150万株で、差し引き220万株の買い越し。買い越しは4営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、化学、ゴム、銀行、電機、建設など。買いセクターに、化学、自動車、サービス、電機、陸運など
【好材料銘柄】
■物語コーポレーション <3097>
7-9月期(1Q)経常は88%増益で着地。
■セレス <3696>
今期経常を50%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も無配→12円実施へ。子会社マーキュリーが仮想通貨マイニング(採掘)事業を開始。
■ダイフク <6383>
今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。
■森組 <1853>
今期経常を一転40%増益に上方修正・24期ぶり最高益、配当も2円増額。
■クリヤマホールディングス <3355>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.02%にあたる30万株(金額で5億8500万円)を上限に、13日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は10日終値の1950円)を実施する。また、株主優待制度を新設。毎年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカードを贈呈する。金額は100株以上1000株未満保有で1000円分、1000株以上保有で3000円分となる。
■eBASE <3835>
東証がeBASEを12月1日付で市場1部に指定替えする。東証1部指定に伴う記念株主優待を実施。18年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード500円分を贈呈する。
■日本一ソフトウェア <3851>
上期経常は66%増益で上振れ着地・通期計画を超過。
■東洋合成工業 <4970>
今期経常を67%上方修正。
■ナガオカ <6239>
7-9月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
■メイコー <6787>
今期経常を22%上方修正。北陸電気工業 <6989> と電子機器のモジュール実装事業を中心に包括的業務提携。
■アールビバン <7523>
今期経常を34%上方修正。
■ムトー精工 <7927>
今期経常を60%上方修正。
■レーサム <8890>
上期経常が3.6倍増益で着地・7-9月期も3.9倍増益。
■中村超硬 <6166>
今期経常を2.1倍上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■ビリングシステム <3623>
今期経常を一転5%増益に上方修正・最高益更新へ。12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■じげん <3679>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。非開示だった今期税引き前は19億円へ。
【主な経済指標・スケジュール】
13(月)
10月国内企業物価指数(8:50)
10月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
ソニーFH、近鉄GHD、パーソルHD、楽天、荏原、THK、ホトニクス、めぶきFG、ふくおか、みずほ、イオンFS、T&DHD、あおぞら
【海外】
休場:カナダ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
