【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は前週末比12円73銭安の2万1441円57銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、0.02ポイント高の1716.32で始まった。
前週末3月30日の米欧主要市場が聖金曜日の祝日で休場となり、手掛かり材料の乏しいなか、前週末に大幅続伸した反動もあり、売りが先行した。
25日移動平均線とのマイナスカイ離をほぼ解消、きょうは同移動平均線を上回ってきておりリスク選好ムードが強まる流れにある。1日から米韓軍事演習が開始されたが、米朝間の緊張は依然より緩和されており、朝鮮半島を巡る地政学リスクに対する警戒感が後退していることも相場にはプラスに働く。一方で利益確定売り圧力も意識されている。
外国為替市場では1ドル=106円台前半の推移で、為替動向によって地合いが左右されるケースも考えられる。
午前8時50分に発表された3月調査の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス24と市場予想のプラス25を下回ったが、直後の為替市場での反応はみられなかった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、21業種前後が高く、値上がり上位に鉄鋼、倉庫、食料品、空運、電力ガスなど。値下がりで目立つのは海運、精密機器、ガラス土石など。
個別では、任天堂が高く、ソニー、東エレク、SUMCOはしっかり。三菱UFJ、三井住友が値を上げ、野村、東京海上も堅調。SUBARU、コマツ、川重は買い優勢。NTT、JTが強含みで、花王、九州電は底堅い展開となっている。
半面、ソフトバンクG、KDDIが安く、ファーストリテは軟調。トヨタ、キーエンスはさえない。東海カが下落し、武田。OLが売られている。
225先物は、GS・ドイツ・ナティクス・SBI・ソジェン・アムロが買い越し。
JP・日興・みずほ・三菱・UBS・クレディ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・ソジェン・メリル・野村が買い越し。
モルスタ・JP・三菱・ナティクスが売り越し。
外資系等は、野村総研(4307)、花王(4452)、カーボン(5302)、キトー(6409)、UMCエレ(6615)に注目。
テクニカル的には、ヒノキヤ(1413)、新日建(1879)、パーソル(2181)、NSSOL(2327)、ルネサンス(2378)、ディップ(2379)、新日科(2395)、ブロンコB(3091)、ダイワボウ(3107)、スター・マイカ(3230)、ハウスドゥ(3457)、ホギメディ(3593)、セ硝(4044)、太陽日酸(4091)、日本化(4092)、ファンタジー(4343)、花王(4453)、OATアグ(4979)、ダントー(5337)、ベル24(6183)、ソラスト(6197)、キッツ(6498)、キーエンス(6861)、イマジカロボ(6879)、インタアク(7725)、シード(7743)、三信電(8150)、イズミ(8273)、ジャステック(9717)、富士ソフト(9749)、バイテック(9957)が動兆。
