116円安、4日続落スタート、欧米株安で売り先行

【寄り付き概況】

8日の日経平均株価は、前日比116円84銭安の2万1339円17銭と4日続落してスタート。
 
今週は米国株安に追随する動きが続いている。前日のNYダウが200ドルあまりの下げで4日続落、これを受けて日経平均もリスク回避の売りが先行している。世界景気減速への警戒感から主力株中心に買いポジションを低くする動きが目立つ。前日のECB理事会では2019年のユーロ圏の経済成長率見通しを下方修正、年内の利上げを断念した。ここにきて再び世界的な金融緩和機運が高まっているが、足もとは低調な経済情勢の方が嫌気されている。きょうはメジャーSQ算出日で全体売買代金は膨らむ見通し。

日経平均先物・オプション3月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万1348円40銭。
 
内閣府が取引開始前に発表した10-12月期実質GDP(国内総生産)改定値は、年率換算で前期比1.9%増、市場予想平均の同1.7%増を上回った。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、不動産を除きほぼ全面安、値下がりで目立つのは海運、保険、鉱業、証券、紙パルプなど。
 
個別では、トヨタが売られ、ダイキンはさえない。東エレク、ファナックが下押し、ソニーは続落。ソフトバンクG、リクルートHD、任天堂が値を下げ、ファーストリテ、7&iHDは弱含み。花王、資生堂は軟調。東京海上、三菱UFJは安い。
 
半面、KDDI、NTTドコモは強含み。ルネサスが値を上げ、テルモ、ニコンは小幅高。エーザイ、協和キリンが買われ、積水ハウスは堅調となっている。
 
225先物は三菱・パリバ・アムロ・立花・ナティクス・ドイツ・HSBCが買い越し。
GS・大和・ソジェン・UBS・メリル・日興・みずほが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・ソジェン・野村・JPが買い越し。
シティ・大和・日興・HSBC・パリバ・アムロ・立花が売り越し。
 
テクニカル的には、前田建(1824)、ABCマート(2670)、スシロー(3563)、チタン工(4098)、協和キリン(4151)、Qbネット(6571)、WSCOPE(6619)、幸楽苑(7554)、センコー(9079)が動兆。
 

 

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