110円高と堅調、輸出株の一角に買い

【後場寄り付き概況】

7日午後の日経平均株価は、前営業日比110円56銭高の2万0884円60銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、6.03ポイント高の1530.94で始まった。
 
米国株高により市場心理が上向き、買いが優勢となった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに堅調。電気機器など、輸出関連株の一角に買いが入っている。
 
前場の東証1部売買代金はおよそ8300億円にとどまっており、市場の買い手控えムードが根強いことを窺わせる。
日経平均寄与度の大きい値がさ株や半導体関連などの景気敏感株の前日からの動向を見ると、リバランス目的の売買が中心とみられ、新規の資金流入は乏しそうだ。
 
この週末には米5月雇用統計の発表も控えており、後場は模様眺めムードが一段と強まることも想定される。
 
NYダウに比べ日経平均の戻りはやや鈍い印象だが、通商摩擦や世界経済の減速、今秋に予定される消費増税への懸念が根強いことなどが背景にあるとみられる。
市場のムードが明るさを取り戻すにはなお時間を要するだろう。
 
個別では、任天堂が一段高。ソニー、村田製はじり高。トヨタがしっかり。東エレク、アドバンテスが高い。武田は堅調となっている。
半面、ソフトバンクG、ファーストリテが弱含み。ZOZOがさえない。NTT、KDDIが小幅安。太陽誘電が値を下げている。
 
ランチバスケットは1件、82.24億円、10億売り越し。
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次