11円高も戻り売り優勢

【寄り付き概況】

4日の日経平均株価は小幅に続伸して始まった。始値は前日比11円48銭高の2万1724円69銭。
前日の主要指数がいずれも高く、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は昨年10月以来、約半年ぶりの高値圏に浮上。これを受けて東京株式市場でも主力輸出株セクターを中心に買いが先行したが上値も重い。
米中間の交渉が合意に近づいているとの観測が強気材料。また、米国では半導体関連株の上昇が顕著でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は過去最高値を更新しており、日本でもここにきて同関連株に買い戻しが目立つ展開。
テクニカル的には3月4日の十字足でつけた戻り高値2万1860円が当面の上値ポイントとして注目されている。
 
財務省が取引開始前に発表した、3月24-30日の対外対内証券売買契約によると、非居住者の株式取引は4387億円の取得超で、9週ぶりに取得超となった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、13業種が高く、値上がり上位に電気機器、海運、機械など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、医薬品など。
 
個別では、ソニーが甘く、富士通、パナソニックも軟調で、任天堂は弱含み。ソフトバンクGが売られ、ファーストリテは利益確定売りに押されている。JT、武田、アステラス薬もさえない。三菱UFJ、三井住友は小幅安となっている。
 
半面、東エレク、アドバンテス、太陽誘電が大幅高で、ファナックやキーエンス、トヨタもしっかり。コマツが値を上げ、ダイフクは上伸している。NTTは小じっかり。
 
225先物は、GS・JP・みずほ・ナティクス・クレディが買い越し。
ソジェン・UBS・アムロ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・JP・クレディ・バークレイズ・モルスタが買い越し。
ソジェン・メリル・野村・パリバが売り越し。
 
テクニカル的には、鉄建(1815)、東亜建(1885)、住友林(1911)、エスクリ(2196)、プリマ(2281)、東エレデバ(2760)、三菱紙(3864)、マークライン(3901)、昭電工(4004)、石原産(4028)、セ硝(4044)、パカライ(4095)、カネカ(4118)、三井化(4183)、JCU(4975)、太平洋セ(5233)、フジミイン(5384)、ニチアス(5393)、日製鉄(5401)、昭電線(5805)、Jマテ(5711)、芝機(6104)、アイダ(6118)、FUJI(6134)、パンチ(6165)、豊田織機(6201)、オプトラン(6235)、平田機工(6258)、レオン自(6272)、SMC(6273)、フジテック(6406)、CKD(6407)、竹内製(6432)、グローリー(6457)、ミネベア(6479)、ユーシン(6482)、マブチ(6592)、TDK(6762)、ヨコオ(6800)、TOA(6809)、マクセル(6810)、エスペック(6859)、双信電(6938)、太陽誘電(6976)、タチエス(7239)、安永(7271)、シークス(7613)、タムロン(7740)、ニチハ(7943)、長瀬産(8012)、山善(8051)、佐藤商事(8065)、稲畑産(8098)、三井住友(8316)、合銀(8381)、興銀リ(8425)、東セン(8439)、SBI8473)、三菱Uリ(8593)、ジャフコ(8595)、SOMPO(8630)、海上(8766)、SG(9143)、国際紙パ(9274)、近鉄エク(9375)、GMO(9449)、ミスミ(9962)が動兆。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次