13日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比103ドル60セント(0.3%)高の3万4108ドル64セントで終えた。
【シカゴ日本株先物概況】
13日のシカゴ日経平均先物は小幅に反落した。2023年3月物は前日比25円安の2万7970円で引けた。
11月の消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化への懸念が後退した。外国為替市場で円高・ドル安が進み、指数を構成する主力輸出関連株が下げるとの思惑が先物の重荷となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を14日に控え、持ち高調整を目的とした売りも出やすかった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
27970 ( +80 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
28000 ( +110 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7502.89(+56.92)
13日のFTSE100種総合株価指数は反発した。前日に比べ56.92ポイント(0.76%)高の7502.89で引けた。13日発表の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化観測が後退した。中央銀行の利上げ継続に伴う景気悪化への警戒感が和らぎ、資源株や金融株など景気敏感株に買いが入った。
個別では、指数構成銘柄の9割近くが上昇。資産運用大手インターメディエイト・キャピタル・グループが5.6%高と上昇率が最も大きく、オンライン食品販売オカド・グループが4.6%高、産銅大手アントファガスタが4.1%高、建機レンタルのアシュテッド・グループが3.8%高で続いた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 14497.89(+191.2)
13日のドイツ株価指数(DAX)は反発し、前日に比べ191.26ポイント(1.34%)高の1万4497.89で終えた。13日発表の米国の11月消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が想定より早く利上げを停止する可能性が意識された。欧米中銀の積極的な金融引き締めが長期化することへの警戒感が和らぎ、エネルギー株やハイテク株など幅広い銘柄が買い直された。
個別では、通販大手ザランドが6.3%高、スポーツ用品大手アディダスが5.5%高、不動産大手ボノビアが5.1%高。一方、化粧品大手バイヤスドルフと高級スポーツカー大手ポルシェは0.8%安、自動車大手BMWは0.5%安と売り優勢だった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 6744.98(+94.43)
フランスCAC40種指数は1.42%高だった。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に向けた利上げペースを減速させるとの見方から、株式などリスク資産を買う動きが活発化した。
