100円高 欧米株高好感も5日移動平均近辺で上値重い。

25日前場の日経平均株価は、前日比100円35銭高の2万2610円83銭だった。

24日の米ダウ工業株30種平均が197ドル高と約1カ月半ぶりの高値を付け、運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが優勢だった。
鉄鋼や非鉄金属など素材関連、機械や電気機器など輸出関連が総じて上昇した。

足元で中国の金融緩和や財政出動への期待が高まっており、見直し買いが入っている。
25日の上海株式相場も落ち着いた動きとなっており、投資心理を改善させた。

一方で、値抵抗水準として意識されている5日移動平均(2万2632円)近辺では利益確定売りも目立ち、一段の上値は重かった。

JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
東証1部の出来高は5億9659万株、売買代金は1兆161億円。騰落銘柄数は値上がり1340銘柄、値下がり644銘柄、変わらず117銘柄。

業種別株価指数(33業種)は、値上がりが、26業種。非鉄金属、鉄鋼、パルプ・紙が上げた。値下がりは7業種。陸運業、次いで、水産・農林、業精密機器と下げた。

個別ではトヨタ、ファナック、コマツが買われた。エーザイが年初来高値を付け、米国に塩化ビニール樹脂の新工場を建設すると発表した信越化が高く、資生堂、ソニー、ブロードリーフが買われ、モリテック スチール、ネオスも物色人気が続いている。

半面、ファーストリテイリングが軟調、東京エレクトロンが冴えない。2018年4~6月期決算を発表した三菱自動車が売られた。
JR西日本、ヤマトHDが下落し、東芝、ユアテックが下げた。

東証2部株価指数は、前日比9.20ポイント高の7395.13ポイントと続伸した。
出来高6365万株。値上がり銘柄数は282、値下がり銘柄数は131となった。 
 
個別では、テクノ菱和、プレミアムウォーターHD、阪神内燃機工業、キクカワエンタープライズが年初来高値を更新した。
ウイルコホールディングス、アグレ都市デザイン、FDKが買われた。

一方、森尾電機、ブルボン、ロイヤルホテルが年初来安値を更新した。
ネットマーケティング、寺岡製作所、情報企画が売られた。

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