【寄り付き概況】
23日午前10時時点の日経平均株価は前日比797円89銭安の2万794円10銭となっている。
朝方は、米中貿易摩擦への警戒から22日の米国株式が大幅続落し、ドル安・円高が進行したことを嫌気し、リスク回避の売りが加速。
下げ幅を拡大し、2万800円割れ水準で推移している。時間外取引での米株価指数先物安も重しとなっている。
円ドルが104円台に上昇し、日本企業の輸出採算が悪化するとの警戒感がじわりと広がった。
米国と中国の貿易摩擦により世界経済が停滞するとの懸念もあり、海外投資家を中心とした利益確定売りの勢いが増した。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で9180億円、売買高は5億2147万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は2026と、全体の97%強を占めた。値上がりは36銘柄にとどまり、変わらずは17だった。
東証業種別株価指数では全33業種が下落、値下がり率上位業種は、機械、鉱業、非鉄金属、精密機器、電気機器、保険と並ぶ。
個別では、第一生命HDや三菱電、信越化が一段安。京セラやホンダ、東京海上も下値模索となった。
一方、関西電や東京ガスが小高い。
