10時の日経平均は3ケタの上昇、値がさ株がけん引

【寄り付き概況】

27日の日経平均株価は、10時時点で114円14銭高の2万1853円92銭となっている。

26日の欧州株式・NYダウの上昇や対ドルでの円安などを支えに買いが先行した。ECB理事会の結果を受け、今後の量的緩和の縮小ペースが緩やかとの見方が広がったことも買い安心感につながり、2万1903円27銭(前日比163円49銭高)と高く寄り付いた。その後、利益確定売りに上げ幅を縮小する場面もあったが、買い気は根強く持ち直しの動きとなってる。
外国為替市場で円相場が1ドル=114円20銭台と3カ月半ぶりの安値を付け、採算改善期待でトヨタや日立など輸出関連株に買いが入っている。銀行株も高い。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇している。10時現在の東証1部の売買代金は概算で9049億円、売買高は6億2643万株だった。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1465、値下がり454。東証業種別株価指数では全33業種中、28業種が上昇している。

個別では、ファーストリテ、ソフトバンク、東エレクなど値がさ株が高く、米国の長期金利の上昇で運用収益の改善期待から三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクに買いが入っている。

一方、中部電と関西電は下げ幅を広げた。東ガスと大ガスも一段安となった。パナソニックは下げに転じた。

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