10日の東京株式市場は、落ち着きどころを探る展開となりそう。

日経平均株価の予想レンジは、1万9600円-1万9900円を想定する。
米国株式は、北朝鮮に対する緊張感の高まりなどから続落。引き続き、両国に関する報道に対し、神経質な動きをみせそうだ。
三連休前で積極的な買いも入りづらい局面ではあるが、米国株は小幅な下げにとどまっており、売りが売りを呼ぶようなパニック的な動きとはなっていない。
昨日急落した分、一定の戻しも期待できるだろう。
為替にらみになると想定されるが、ここからもう一段売り込む材料にも乏しく、小じっかりの展開も考えられる。
シカゴ日経平均先物円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比25円高の1万9755円。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1210万株、買い1160万株で、差し引き50万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、自動車、薬品、銀行、保険、電機、精密、金属、機械、卸売など。買いセクターに、サービス、石油、電機、銀行など。
 
【好材料銘柄】
■戸田工業 <4100>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
■CIJ <4826>
今期経常は31%増で4期ぶり最高益、1円増配へ。
■資生堂 <4911>
今期経常を21%上方修正、配当も5円増額。
■新日本電工 <5563>
今期経常を2倍上方修正、未定だった配当は5円増配。
■長野計器 <7715>
今期経常を一転25%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
 
■フライトホールディングス <3753>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
■ニチリン <5184>
今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
 
■オールアバウト <2454>
今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益更新へ。株主優待制度を新設。毎年9月末時点と3月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、食品や電化製品などと交換できる株主優待ポイントを贈呈する。保有株数と保有期間に応じて年間2000ポイントから最大8万8000ポイント付与。
■クリエアナブキ <4336>
4-6月期(1Q)経常は91%増益・上期計画を超過。
■ラクオリア創薬 <4579>
カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)の国内特許査定を受領。
■マルマン <7834>
10-6月期(3Q累計)経常は8倍増益・通期計画を超過。
 
 
■Ubicomホールディングス <3937>
上期経常を41%上方修正。9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■エナリス <6079>
上期経常は2.1倍増益で着地。
■ジェイリース <7187>
4-6月期(1Q)経常は5.6倍増益・上期計画を超過、今期配当を10円で5期ぶり復配へ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
10(木)
【国内】
6月機械受注(8:50)
7月国内企業物価指数(8:50)
7月都心オフィス空室率(11:00)
6月第三次産業活動指数(13:30)
オプションSQ
《決算発表》
洋ゴム、洋エンジ、ユニチャーム、日道路、サカタインクス、浜ゴム、阪和興、シークス、東映、三機工、大気社、LINK&M、パーソルHD、ナフコ、ネクソン、特種東海、北越紀州、アカツキ、関電化、エア・ウォーター、DNC、ケネディクス、そーせい、大平金、ノーリツ、リクルートHD、フジキカイ、ソディック、日本郵政、やまびこ、平田機工、井関農、TPR、日電子、かんぽ、ゆうちょ、タチエス、ナカニシ、Vテクノロジー、東京精、メディキット、シチズン、エイベックス、ニプロ、モスフード、青山商、ヤオコー、大垣銀、宮崎銀、アイフル、トモニHD、セイノーHD、JR九州、上組、アサツーDK、アサヒインテック、K&Oエナジー、トリドールHD、リケン、VTHD、Jトラスト、TKC、LIFULL、Dガレージ、コスモエネHD、マブチ、SOMPOHD、鴻池運輸、カドカワ
 
【海外】
NZ準備銀行金融政策決定会合
米7月生産者物価(21:30)
米7月財政収支(8/11 3:00)
米30年国債入札
《米決算発表》
メーシーズ、コールズ、ニューズ・コーポレーション、ノードストローム、エヌビディア
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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