10日の日経平均は6日続伸。
北朝鮮の軍事挑発の動きが見られなかったことから、次第に買い戻す動きをみせている。午後に入ると北朝鮮情勢への警戒がより和らぐ格好となり、日経平均は上げ幅を拡大させて2万800円に乗せている。
選挙戦がスタートしたが、希望の党の東京での支持率が低下しているとの調査結果が報じられた。与党有利との見方が強まるなか、安倍政権下での経済対策に対する期待感も買いを後押ししている。
この先は2015年の高値2万952円が意識される。2万500円を難なく上回ったことで上値が軽くなっており、今週中には同水準を試しに行くだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント
21503.56 ボリンジャー:+3σ(25日)
21334.46 ボリンジャー:+3σ(13週)
21231.34 ボリンジャー:+3σ(26週)
21036.78 ボリンジャー:+2σ(25日)
20882.14 ボリンジャー:+2σ(13週)
20823.51 ★日経平均株価10日終値
20775.76 ボリンジャー:+2σ(26週)
20630.72 6日移動平均線
20626.66 新値三本足陰転値
20570.01 ボリンジャー:+1σ(25日)
20518.66 均衡表転換線(日足)
20429.81 ボリンジャー:+1σ(13週)
20320.19 ボリンジャー:+1σ(26週)
20103.23 25日移動平均線
20031.59 均衡表基準線(日足)
20031.59 均衡表転換線(週足)
19977.49 13週移動平均線
19958.92 75日移動平均線
19864.61 26週移動平均線
19799.07 均衡表雲上限(日足)
19636.46 ボリンジャー:-1σ(25日)
19618.10 均衡表雲下限(日足)
19571.72 200日移動平均線
5日線を支持線に切り返しており、15年8月高値が射程に入っている。ボリンジャーバンドでは引き続き上昇する+1σと+2σとのレンジ内で推移しており、+1σに沿ったトレンドから上放れつつある。
バンドが切り上がりをみせるなか、+2σは2万1036円処まで切り上がっており、15年8月高値が通過点になる可能性がある。
【信用規制・解除】
(10日大引け後 発表分)
■スパンクリト <5277> [JQ]
東証が11日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■YKT <2693> [JQ]
東証と日証金が11日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化する。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。
