【寄り付き概況】
26日の日経平均株価は、22日終値比1円14銭高の2万1647円69銭と小幅に続伸してスタート。前週22日に堅調な地合いだったこともあり、買いが優勢となったようだ。
前週末のNYダウが4日続落と下落基調が続いており、この間に1100ドル余りの下落をみせるなど調整色が強く、これを受けて東京株式市場でもリスク回避ムードが拭えない。
ただ、2025年の万博が大阪に決定したことで、これに関連する銘柄を中心に内需株には物色の矛先が向かう可能性があり、全般の下値は限られるとの見方もある。
外国為替市場では1ドル=112円90銭近辺の推移と円安水準をキープしており、これも投資家心理にはポジティブ。週末のG20と同時のタイミングで予定される米中首脳会談に対する期待感も底流している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、14業種が高く、値上がり上位に倉庫、ゴム製品、その他製品など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、石油など。
個別では、任天堂、ソフトバンクG、ユニー・ファミマが買われ、7&iHDは堅調。東エレク、信越化が高く、SUMCOも値上がり。JR東日本、ANAは締まっている。
半面、三菱UFJ、三井住友が大量の売りに押され、トヨタが下げ、東京海上、第一生命、資生堂が下落し、花王も軟調。ソニーは小幅安となっている。
225先物は、野村・大和・みずほ・モルスタ・メリル・日興・SBIが買い越し。
ソジェン・アムロ・UBS・クレディ・シティが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・大和・野村・SBIが買い越し。
GS・ベークレイズ・ソジェン・メリルが売り越し。
テクニカル的には、鉄建(1815)、森永菓(2201)、キューピー(2809)、カゴメ(2811)、シップ(3360)、BS(5108)、OSJB(5912)、ウィル(6089)、技研製(6289)、ドンキ(7532)、サンゲツ(8130)、ARM(8769)、東急(9005)、名鉄(9048)、スカパー(9412)、中部電(9502)、中国電(9504)、イチネン(9619)が動兆。
