NY株式市場の続伸にドルも買われ109円後半に上昇

[概況]

イタリアの政治不安後退にユーロは欧州市場序盤に当日高値128.710円まで上昇したがドルは揉み合いが続き、対ユーロで売られた為に対円でも値を下げ、欧州市場中盤には当日安値109.360円まで値下がりした。
 
しかし売り込む動きは無く買い戻されて値を戻し、其の後発表された4月製造業新規受注の予想を下回る結果に再度109円半ばを割れたが、NY株式市場が大幅上昇で始まるとドルも買い戻された。そして109円70銭付近で揉み合いが続いたあと終盤に掛けて値を伸ばし、引け近くに当日高値109.870円まで上昇すると、最後も前週末比+23.5銭高の109.830円と高値付近で引けた。
 
イタリアの政治不安後退にユーロは大きく上昇(+72銭高)し、それ以外の主要通貨も上昇したが、ポンドはブレグジット交渉に対する警戒感に-9銭と小幅安で引けた。先週末の良好な米雇用統計に米経済の好調が改めて確認され、週明けのNY株式市場は大幅続伸してドルも買われたが、貿易摩擦の行方に対する警戒感や北朝鮮との首脳会談(12日)を控え、上昇はゆっくりではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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