NY株式市場の下落にリスク回避の円買い優勢

[概況]

NY市場で発表された米経済指標(NBA住宅ローン申請件数、第4四半期GDP改定値、2月シカゴ購買部協会景気指数)はマチマチでドルには影響薄だったが、NY株式市場が下落に転じると為替市場も円買いが優勢となり、NY市場中盤にドルは当日安値106.550円まで下落した。
 
其の後ドルは安値圏で推移し、最後は前日比-68銭の106.700円で引け、ドル安に連れて他の主要通貨も下落した。イタリアは週末に選挙を控え、リスク回避の動きにユーロは大きく売られ(-1.23円)、EUから公表された離脱協定の草案がメイ英首相の反発を受けた事で、ハードブレグジットに対する懸念からポンドも大幅下落(-2.49円)となった。
 
ドルは再び106円台に落ちるなど、なかなか上昇トレンド再開とは行かない様で、目先はしばらく揉み合いかも知れない。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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