NY株式市場の上昇も、ドル買いには繋がらず

[概況]

ドルは東京市場から揉み合いが続いていたが、特段の売り材料が無い中、NY市場に入ると売られ、序盤に当日安値112.170円まで急落した。しかし112円は割れず、発表された10月中古住宅販売件数が予想を上回った事やNY株式市場が大幅高で始まった事などにドルも買い戻されて、中盤には112円半ばまで戻した。

しかし112円台後半では上値が重く、揉み合いのあと最期は前日比-19銭の112.455円と112円台半ば付近で引け、ユーロ(-16.5銭)やポンド(-19銭)も小幅安で引けた。

またこの日は豪中銀議事録が公表され、インフレの加速はゆっくりとしたものになるとの表現に豪ドルは売られ、欧州市場序盤に当日安値84.735円まで値下りしたが、其の後豪中銀総裁が次の一手は利上げになる可能性が高いとの見解を示した為に反発し、今度は当日高値85.325円まで急騰した。

最後も+20銭高で引け、カナダドルやNZドルも上昇するなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。ドルはNY株式市場の最高値を更新する上昇にも拘わらず上値が重く、揉み合い継続か。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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