FOMCを控えてドルは上下とも小幅な範囲での動きにとどまる

[概況] 東京時間に当日高値111.895円まで上昇したドルは其の後上値が重くなり、NY市場で発表された米経済指標は第2四半期経常収支以外(8月輸入物価指数、8月住宅着工件数、8月住宅建設許可件数)は予想を上回る内容だったが為替市場には影響薄で、ドルはそれまでの安値を下抜くとNY市場序盤に当日安値111.200円まで下落した。

しかし下値では買いが入り、NY株式市場が上昇で始まり、米国債利回りも上昇するとドル買いも進んで中盤には高値付近(111.840円)まで反発した。

しかしFOMCを控えて上値追いとはならず、戻りを売られて最後は前日比+4銭高の111.620円と、前日とほほ変わらずで引けた。

市場にはFOMCで年内利上げ期待が高まるとの見方が多い様だが、イエレンFRB議長が期待に応える様な発言を行なうとは考えにくく、失望の売りにドルは下げる可能性もあるので、それまでは様子見をお勧めしたい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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