8円安と小反落、手控えムード

 
 
25日午前の日経平均株価は小幅に反落し、前日比8円36銭(0.03%)安の2万6659円99銭で前場を終えた。
 
クリスマス前日の短縮取引だった24日の米株式市場でNYダウは続伸し、70ドル高となった。取引参加者は限られたものの、新型コロナウイルスワクチンの確保が進んでいることや、英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)などで最終合意に至ったことが安心感につながった。
取引開始直後は買いが先行した。円相場が対ドルで小幅に下がったことも株価を支えた。
日経平均株価は39円高で始まったが、すぐに上げ幅が縮小。前日終値を挟んだもみ合いとなり、80円程度の値幅の中で方向感なく推移した。
 
クリスマス休暇に入り、外国人投資家を中心に取引は低調。主要な市場も休場しており、積極的に売買を傾ける動きにはならなかった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で6553億円、売買高は3億5675万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は878と、全体の4割程度。値上がりは1185、変わらずは124銘柄だった。
 



業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、サービス業、精密機器の下落が目立った。上昇は海運業、建設業、倉庫・運輸関連業など。
 
個別銘柄では、ソフトバンクグループが下落。ブイキューブが大幅安。楽天、エムスリーやリクルートHDも下げた。ソニー、日本電産、レーザーテック、オリンパスがさえない。日野自も下げた。
半面、川崎汽や郵船、商船三井が軒並み上昇。デンソーが買いを集め、トヨタは小幅高。大林組が堅調。任天堂、ジェイテクト、積ハウスや旭化成も上げた。
 
 
東証2部株価指数は前日比37.91ポイント安の6494.66ポイントと反落した。
出来高1億6906万株。値上がり銘柄数は170、値下がり銘柄数は234となった。
 
東証2部に上場したサンエイ(6230)は公開価格を60.2%上回る3525円で寄り付いた。前場の終値は初値比5.4%高の3715円だった。
 
個別では、梅の花、東京ソワール、ナガホリ、フレンドリーが年初来安値を更新。セキド、サンセイ、ファーマフーズ、黒田精工、土屋ホールディングスが売られた。
 
一方、ジャパンエンジンコーポレーションが一時ストップ高と値を飛ばした。ブルドックソース、カワサキ、旭コンクリート工業、マックスバリュ西日本は年初来高値を更新。クシム、YE DIGITAL、コーアツ工業、リンコーコーポレーション、JESCOホールディングスが買われた。
 

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