【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は、前日比83円52銭高の2万2950円79銭と7日続伸してスタート。
連日で好地合いが続くなか、週米国株市場主導でリスクオンの流れが続いている。前日にNYダウなど主要株指数が揃って上昇しS&P500指数は過去最高値を更新、外国為替市場では一時1ドル=109円台に入るなど円安が進行していることもあって、ハイテクや自動車など輸出セクターに追い風が強い。
特に米中摩擦問題に対する警戒感の後退から半導体関連株などへの買い意欲が強く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は最高値圏を走っており、東京市場でもこの流れに追随する展開。日経平均は2万3000円台をうかがう動きに。
寄り付き時点で業種別では33業種中、陸運、空運を除く31業種が高く、値上がり上位にその他金融、ガラス土石、銀行、鉄鋼、海運など。
個別では、東エレク、村田製が堅調で、トヨタ、キーエンス、三菱商、日本製鉄は買われている。三菱UFJ、三井住友が値を上げ、オリックスは大幅反発している。ソフトバンクGが小幅安で始まった後に切り返し、ファーストリテ、パーク24はしっかり。任天堂も上昇している。
半面、エーザイがさえず、神戸物産は小幅続落。アドバンテス、ファナックが売られ、キヤノンは安い。
テクニカル的には、極洋(1301)、サイネックス(2376)、ぐるなび(2440)、カワチ薬(2664)、DVx(3079)、ココカラ(3098)、ディア・ライフ(3245)、AGS(3648)、Vキューブ(3681)、ガンホー(3765)、システムリ(3771)、ビーグリー(3981)、アミューズ(4301)、扶桑薬(4538)、TOW(4767)、オプトラン(6235)、アイチ(6345)、ユーシン(6482)、イーグル(6486)、日ピラー(6490)、船場(6540)、マブチ(6592)、フォスタ(6794)、新電元(6844)、富山第一(7184)、システムソ(7527)、白銅(7637)、クボテック(7709)、Vテク(7717)、HOYA(7741)、ツカモト(8025)、東エレ(8035)、阪和興(8078)、AOKI(8214)、りそな(8308)、地銀セクター、太平興(8835)、燦HD(9628)、ミスミ(9962)が動兆。
