【寄り付き概況】
30日午前寄り付きの日経平均株価は、前営業日比12円37銭高の2万2274円97銭と6日続伸してスタート。堅調な値動きが続くなか、買いが先行した。
東証株価指数(TOPIX)は、0.64ポイント高の1660.11で始まった。
前日のNYダウが小幅ながら反落、上昇一服となったほか、外国為替市場で1ドル=113円台前半の推移と円高含みで推移しており、これを受けて東京市場も利食い売り圧力が意識されている。
米国株市場では12月1日の米中首脳会談を控え、いったん利益を確定する動きが出ているが、前日のパウエルFRB議長の講演での発言を境に、FRBの利上げ停止のタイミングが早まるとの思惑が、株価の下支え要因となっている。東京市場では前日まで日経平均が5日続伸と水準を切り上げていただけに、足もと上値は重くなっている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、18業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、保険など。一方、値下がりで目立つのは鉄鋼、紙パルプ、電力ガスなど。
個別では、トヨタ、ホンダ、ブリヂストンが堅調で、ソニーは強含み。村田製は高い。JXTG、国際帝石、三井物が買われ、フトバンクG、ファーストリテが小幅に続伸し、NTTは小反発している。
半面、三菱UFJ、三井住友が軟調で、KDDI、資生堂は売られている。任天堂は小反落。JFEは安い。ファナック、キーエンスが値を下げ、SUMCO、東エレクはさえない。
225先物は、SBI・ソジェン・クレディ・アムロが買い越し。
野村・HSBC・UBS・ナティクス・三菱・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・UBS・メリル・日興が買い越し。
GS・ドイツ・ソジェン・クレディ・パリバが売り越し。
テクニカル的には、熊谷組(1861)、九電工(1959)、エイジア(2352)、カカクコム(2371)、ファンコミ(2461)、味(2802)、モノタロウ(3064)、あさひ(3333)、テンポイノ(3484)、GMOクラウド(3788)、インフォコム(4348)、中国塗(4617)、リゾートトラ(4681)、ジャストシス(4686)、日軽金(5703)、グノシー(6047)、EG(6050)、アトラエ(6194)、ナブテスコ(6268)、北越工(6364)、ヨコオ(6800)、スミダ(6817)、新明和(7224)、菱鉛筆(7976)、オークワ(8217)、静銀(8355)、百五(8368)、芙蓉リ(8424)、日エスコン(8892)、東海運(9380)、メタウォータ(9551)、共立メンテ(9616)、オオバ(9765)、コナミ(9766)、JBCC(9889)、ファーストリテ(9983)が動兆。
