6日ぶり反落スタート、利益確定売り先行

【寄り付き概況】
 
27日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比98円87銭安の2万8543円32銭。前日まで5日続伸して600円程度上昇しており、いったん利益を確定する売りが先行している。下げ幅は一時100円を超えた。
 
前日の米国株市場では主要株指数がいずれも堅調だったが、NYダウの上げ幅はわずか10ドルあまりにとどまるなど上値も重く、強弱感が対立するなか小幅な値動きに終始した。東京市場でも日経平均は前日まで5日続伸と上値追い基調を強めてきたが、目先連騰疲れから上昇一服となりやすい。
ただ、深押しも想定しづらい局面で、緊急事態宣言の延長が予想されるなか国内での新型コロナウイルスの影響は引き続き警戒される一方、ワクチン接種の動きがようやく本格化していることで、経済活動正常化への期待感から景気敏感セクター中心に全体相場の下値を支えそうだ。日経平均は前日終値を挟み狭いゾーンでの推移が予想される。
 

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