【寄り付き概況】
5日の寄り付きの日経平均株価は、売り買い交錯で前営業日比19円60銭安の2万1697円44銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.13ポイント安の1690.12で始まった。
前日の米国株市場は独立記念日により休場だったことで手掛かり材料難のなか、外国為替市場でも1ドル=110円台半ばの推移で大きな変動はなく、様子見ムードでスタートした。
週末の米雇用統計の結果などを見極めたいとの思惑や、明日に米中両国が追加関税に動く見通しにあるなかで、米中貿易摩擦の問題が引き続き意識されている。取引時間中は中国・上海株などの動向に神経質となる可能性がある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種が高く、値上がり上位に保険、電力ガス、医薬品など。一方、値下がりで目立つのは石油、ゴム製品、銀行など。
個別では、三井住友、三菱UFJが売られ、マネックスG、ファーストリテ、花王、資生堂は値を下げている。新日鉄住、住友鉱が安く、JXTG、三井物、郵船はさえない。ソニーも下落している。
半面、東エレク、信越化が買われ、トヨタ、ファナック、コマツは堅調。昭和電工はしっかり。ソフトバンクGが底堅く、アサヒは続伸。第一三共、武田が高く、任天堂も上昇している。
225先物は、GS・メリル・ソジェン・シティが買い越し。
みずほ・日興・クレディ・アムロ・野村が売り越し。
TOPIX先物はGS・JP・パリバ・メリル・ソジェンが買い越し。
ドイツ・野村・みずほ・クレディ・モルスタが売り越し。
外資系等は、OLC(4661)、アイスタイル(3660)、住友ベーク(4203)、フジミイン(5384)、アサヒ(2502)、島津(7701)に注目。
テクニカル的にはTIS(3626)が動兆。
