【寄り付き概況】
28日の日経平均株価は、前日比84円32銭高の2万2036円72銭と4日続伸してスタート。足元で堅調な相場展開が続くなか、現地27日の米国株式が続伸したこともあり、買いが先行した。
日経平均株価は前日まで3営業日続伸と戻り足を強めているが、きょうもリスクを取る動きが継続し2万2000円台を回復して始まった。前日の欧州株市場は総じて軟調だったものの、米株市場ではNYダウ100ドル強の上昇をみせるなど主要3指数がいずれも高く、これを受けて東京市場でも主力株をはじめ広範囲に買いが先行している。
米中貿易摩擦問題への警戒感はくすぶるも、今週末のG20と同時に予定されている米中首脳会談への期待感が株価を下支えする可能性がある。為替市場でドル高基調が続いていることも支援材料。
一方、2万2000円台では戻り売り圧力も強く、ここでの売り物をこなし切れるかが目先のポイントとなる。
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、情報通信、海運、サービスなど。一方、値下がりで目立つのは空運、電力ガス、陸運など。
個別では、任天堂、LINE、ソフトバンクG、KDDI、ファーストリテ、楽天、エーザイが上伸し、花王、リクルートHDは大幅高。三井住友が買われ、日本郵政は小幅高。信越化が値を上げ、ソニーは堅調となっている。
半面、塩野義が売られ、武田は小幅安。東京ガスが下押し、DyDoは大幅安。トヨタが弱含み、日産自は安い。東エレク、スクリンが値を下げ、伊藤忠は軟調となっている。
225先物は、モルス・バークレイズ・ソジェン・SBI・アムロ・メリルが買い越し。
JP・クレディ・GS・大和・ドイツ・野村が売り越し。
TOPIX先物はソジェン・モルスタ・UBS・みずほ・シティが買い越し。
GS・バークレイズ・日興・JP・クレディが売り越し。
テクニカル的には東急建(1720)、東鉄工(1835)、三機工(1961)、高砂熱(1969)、DyDo(2590)、ラクーン(3031)、DCM(3050)、ドトール(3087)、ネクステージ(3186)、USMH(3222)、コメダ(3543)、Klab(3656)、ザッパラス(3770)、朝日ネット(3834)、gumi(3903)、日化薬(4272)、キッセイ(4547)、DOWA(5714)、日新電(6641)、アズビル(6845)、メガチップス(6875)、原田工(6904)、マーベラス(7844)、大日印(7912)、ヨンドシー(8008)、新光商(8141)、八十二(8359)、紀陽(8370)、岡三(8609)、アイザワ(8708)、三菱倉(9301)、セコム(9735)が動兆。
