4日の東京株式市場は、上値の重い展開か。

日経平均株価の予想レンジは、1万9500円-1万9700円を想定する。
北朝鮮は3日、ICBM(大陸間弾道ミサイル)用の水爆実験に成功したと発表した。米朝対立の高まりが予想されるなか、地政学リスクを警戒し、リスク回避の売りが優勢になるとみられる。
 
北朝鮮に関しては、相次ぐ過激な挑発行動に対する世界的な批判も強まっており、米国などの対応を見極めたいとの見方が下値を支えると考える。ただ、9日が北朝鮮の建国記念日でもあり、この近辺でさらなる軍事行動が出てくるとの警戒は強まることから、積極的な買いが入りづらいだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(1日終値110円17-19銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円94-98銭)と円高に振れている。
対ドル相場の動きに対し、神経質な展開になる可能性も想定される。
シカゴ日経平均先物円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比変わらずの1万9690円だった。
 
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)  
19690 ( 0 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て) 
19695 ( +5 )
 ( )は大阪取引所終値比
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り760万株、買い570万株で、差し引き190万株の売り越し。売り越しは2営業日連続。金額は買い越し。売りセクターに、陸運、銀行、鉄鋼、機械、その他製品、REITなど。買いセクターに、情報通信、電気機器、医薬品、サービス、機械、精密機器など。
 
【好材料銘柄】
■SHIFT <3697>
成果報酬型のソフトウエア脆弱性診断・検査サービスを開始。脆弱性診断の平易化と顧客拡大を目指す。
 
■チエル <3933>
SOFTCAMP JAPANらと情報セキュリティ製品の開発・販売を手掛ける合弁会社を設立。メールとファイルの無害化ソフト「SHIELDEX」の販売拡大を目指す。
 
■スパンクリートコーポレーション <5277>
上期経常を2.5倍上方修正、通期も増額。
 
■内田洋行 <8057>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.97%にあたる40万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。今期経常は5%増益、前期配当を5円増額・今期も75円継続へ。
 
【主な経済指標・スケジュール】
4(月)
【国内】
8月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
ピジョン
 
【海外】
米レーバーデー
休場:米、カナダ、トルコ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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