3日続落スタート、米国株安で売り先行

【寄り付き概況】

5日の東京株式市場は大きく売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前日比193円86銭安の2万3781円76銭と3日続落してスタートした。
 
前日のNYダウが一時350ドルを超える急落をみせたこともあって足もとはリスク回避の売りが東京市場にも及んでいる。米国の経済指標が相次いで市場コンセンサスを上回り、米長期金利の上昇基調が強まるなか、国内でも10年債利回りが水準を切り上げる傾向にあり警戒感が強まっている。
 
前日時点で日経平均ベースの騰落レシオは引き続き120%を上回る水準で、過熱感は拭いきれていない。3連休前の週末ということで機関投資家のポジション調整の売りも出やすく、日経平均は目先下値を探る展開を強いられそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、7業種が高く、値上がり上位に保険、電力ガス、銀行など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、機械、非鉄、鉄鋼など。
 
 
個別では、ソニー、キーエンス、コマツが売られ、ホンダは小安く、東エレクも大幅続落。JFE、住友鉱、JXTGが値を下げ、三菱商、商船三井は軟調。ソフトバンクGが反落し、NTT、ファーストリテ、資生堂も下落している。
半面、三菱UFJ、三井住友が小高く、野村、東京海上は堅調。リクルートHD、JR東海、トヨタ、日本電産、HOYAが買われている。
 
225先物はソジェン・UBS・野村・楽天が買い越し。
GS・JP・メリル・ドイツ・みずほ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・GS・日興・三菱・モルスタが買い越し。
JP・メリル・HSBC・野村が売り越し。
 
テクニカル的には、東急建設(1720)、クオール(3034)、システムリ(3771)、太陽日酸(4091)、エックスネット(4762)、昭和電線(5805)、古野電(6841)、横河電(6841)、古河電(6937)、エンプラス(6961)、三井E&S(7003)、日MDM(7600)、アートネ(7823)、ISB(9702)が動兆。

 

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