【寄り付き概況】
2日の東京株式市場は買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比130円41銭高の2万4376円17銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、11.53ポイント高の1829.49で始まった。(
前日のNYダウが一時280ドル近い上昇をみせるなど急伸、引けも伸び悩んだとはいえ190ドル高強で引けており、これを受けて東京株式市場も運用リスクを取りやすくなった海外投資家などの買いを交え上値を追う展開となっている。
NAFTAの見直し交渉で米国とカナダが合意したことが好感されているほか、原油市況が大幅上昇し、3年10か月ぶりの高値をつけたこともリスク・オンの流れを象徴する形になっている。外国為替市場では1ドル=114円台に入るなどドル高・円安基調が継続、これも主力株中心に支援材料となっている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、非鉄、ゴム製品、鉄鋼など。
個別では、トヨタが高く、SUBARUは反発し、任天堂、ソニー、キーエンスも買い優勢。三菱UFJ、みずほFGは小じっかり。伊藤忠が続伸し、三菱商も堅調で、武田は値を上げ、小野薬が気配値を切り上げている。OLCは底堅い。
半面、ソフトバンクGが高寄り後に値を消し、ファーストリテも売り物がち。東エレクは軟調に推移している。
225先物は三菱・野村・SBI・モルスタ・メリルが買い越し。
ソジェン・ドイツ・バークレイズ・みずほ・UBS・アムロが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・JP・ソジェン・ドイツ・野村が買い越し。
メリル・パリバ・日興・大和が売り越し。
テクニカル的には、システナ(2317)、DCM(3050)、オプティム(3694)、MDV(3902)、チェンジ(3962)、アミューズ(4301)、花王(4452)、オハラ(5218)、IBJ(6071)、ジェイテクト(6473)、QBネット(6571)、忠(8001)、第一実業(8059)、正栄食(8079)、サンリオ(8136)が動兆。
