高値警戒感から小口の売りが先行か

5日の日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比95円安の2万1726円だった。
前日の米株安や世界景気の減速懸念などから景気敏感株中心に売りが広がった。
2万2000円の大台を前に目先筋の売りが出やすくなっていたことも下げの一因になっている。ただ、前場につけた安値を後場は下回らず、下げはしたものの底堅さが感じられる1日でもあった.
 
明日(6日)の東京株式市場は、手掛かり難のなかで目先的な高値警戒感から小口の売りが先行する弱含みの推移となりそうだ。ただ、積極的に売り込む材料もないだけに下値は限定的となりそうだ。
 
5日線(2万1618円、5日時点、以下同じ)や26週線(2万1647円)のサポートも効いており、今晩の米国株が落ち着いた動きとなれば、そのことが明日の買い材料になると期待できる。
 
5日線や26週線が控える2万1600円どころの関門を破られた場合の下値のメドは、25日線(2万1139円)や75日線(2万1115円)が控える2万1100円台となる。仮に2万1500円を割るような場面があれば、慌てて押し目買いを入れるよりも、2万1000円台前半まで引きつけて買う戦略を推奨したい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
 
22836.28  ボリンジャー:+1σ(26週)
22638.91  ボリンジャー:+3σ(13週)
22310.14  ボリンジャー:+3σ(25日)
22125.67  均衡表雲上限(週足)
22102.34  均衡表雲下限(週足)
22043.51  200日移動平均線
22007.83  ボリンジャー:+2σ(13週)
21920.02  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
21726.28  ★日経平均株価5日終値
 
21698.33  均衡表基準線(週足)
21647.08  26週移動平均線
21590.35  6日移動平均線
21589.57  均衡表転換線(日足)
21529.91  ボリンジャー:+1σ(25日)
21385.16  新値三本足陰転値
21376.75  ボリンジャー:+1σ(13週)
21139.79  25日移動平均線
21115.21  75日移動平均線
21087.85  均衡表基準線(日足)
20890.60  均衡表転換線(週足)
20823.69  均衡表雲上限(日足)
20749.68  ボリンジャー:-1σ(25日)
20745.67  13週移動平均線
20478.97  均衡表雲下限(日足)
 
短期的な上昇局面中のスピード調整的な下落にとどまった。上向きの25日線が75日線を超えるゴールデンクロスを達成し、大局的には上昇トレンド入りを窺う形勢が強まった形だ。
ボリンジャーバンドでは、+1σと+2σの中間付近をキープし、底堅さを確認した。
RSI(9日ベース)は73.67%から63.85%へ低下したが、依然として中立圏のうち強気側にある。
 
 
【信用規制・解除】
 
(5日大引け後 発表分)

■地域新聞社 <2164>
東証と日証金が6日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 
 
 
 

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