31日の日経平均株価は大幅に3日続伸。終値は220円高の3万6286円。米国株は3指数がまちまちで終えたが、引け後に決算を発表したマイクロソフト、アルファベット、ＡＭＤが時間外で下落。ハイテクグロース株への警戒が高まり、寄り付きは300円を超える下落となった。
安く始まった後は下げ渋った。前場では下げ幅を縮めても、3万5900円を超えてくると売り直された。しかし、下値の堅さが確認できたことから、後場はじわじわと水準を切り上げる展開。節目の3万6000円を上回ると、13時台後半にはプラス圏に浮上した。プラス転換した後は売り手が不在となり、終盤にかけては上げ幅を200円超に拡大。3万6200円台に乗せ、高値圏で取引を終えた。
投資家の関心はFOMCの結果と、パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長の会見内容に移っている。その上で、声明文から利上げバイアスが取り除かれるのか、パウエル議長の会見で利下げ開始時期についてどこまで踏み込んだ発言があるのか、米景気がソフトランディングに向かう自信をさらに深めているのかなどが焦点となろう。
また、国内主要企業の決算発表も本格化しており、業績動向を確認したいと考える投資家も多い。目先は決算を受けた選別色の強い展開が続くことになりそうだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(31日現在)
37962.42 ボリンジャー:＋3σ(13週)
37422.78 ボリンジャー:＋2σ(25日)
37379.73 ボリンジャー:＋3σ(26週)
36643.60 ボリンジャー:＋2σ(13週)
36336.05 均衡表転換線(日足)
36286.71 ★日経平均株価31日終値
36191.34 ボリンジャー:＋1σ(25日)
36098.92 6日移動平均線
35923.01 ボリンジャー:＋2σ(26週)
35577.11 新値三本足陰転値
35324.78 ボリンジャー:＋1σ(13週)
34959.91 25日移動平均線
34838.85 均衡表基準線(日足)
34594.95 均衡表転換線(週足)
34466.28 ボリンジャー:＋1σ(26週)
34005.97 13週移動平均線
33736.09 均衡表基準線(週足)
33728.48 ボリンジャー:-1σ(25日)
33332.38 75日移動平均線
33099.49 均衡表雲上限(日足)
33009.56 26週移動平均線
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