17日の日経平均株価は、前日比890円88銭高の2万6652円89銭と大幅に4日続伸して取引を終えた。終値ベースで2万6000円を超えたのは、3日(2万6577円27銭)以来、2週間ぶり。日経平均は25日移動平均線(2万6312円)を明確に超えて短期トレンド転換を果たしている。
18日の日経平均株価は、週末要因や3連休控えで軟調展開か。
日経平均株価は、直近4営業日で1490円強(約5.9%)の値上がりとなっていることもあり、短期的な過熱感も警戒されそう。
明日18日は日銀金融政策決定会合の結果が公表される。15日の日経新聞では大規模緩和を維持するとの観測記事が出ており、サプライズは乏しいか。政策変更がなければ特に後場はダレることになりそうで、週末要因や春分の日との3連休となることもあり、いったん利益を確定させたい売りが出てくるかもしれない。
一方、25日移動平均線(17日時点で2万6312円)を上抜けたことで、投資家心理の好転が期待される。また、日経平均株価は4日続伸したが、4日続伸は1月28日-2月2日以来。今年に入り最長となっているだけに、5日続伸への動きも期待される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
28875.30 均衡表雲上限(週足)
28359.47 ボリンジャー:+1σ(13週)
28303.03 200日移動平均線
28135.37 26週移動平均線
28028.17 ボリンジャー:+2σ(25日)
27901.29 均衡表雲上限(日足)
27548.18 均衡表基準線(週足)
27519.95 75日移動平均線
27304.04 13週移動平均線
27260.46 均衡表雲下限(日足)
27170.55 ボリンジャー:+1σ(25日)
26929.06 ボリンジャー:-1σ(26週)
26872.13 均衡表雲下限(週足)
26686.04 均衡表転換線(週足)
26652.89 ★日経平均株価17日終値
26312.94 25日移動平均線
26281.22 均衡表基準線(日足)
26248.61 ボリンジャー:-1σ(13週)
25722.75 ボリンジャー:-2σ(26週)
25692.34 均衡表転換線(日足)
25653.74 6日移動平均線
25455.32 ボリンジャー:-1σ(25日)
25193.18 ボリンジャー:-2σ(13週)
24717.53 新値三本足陰転値
24597.71 ボリンジャー:-2σ(25日)
終値は1月高値から3月9日安値の3分の1戻しや2月高値から3月9日安値の半値戻し、25日移動平均線など多くの節目をクリア。ローソク足は連日のマド空けを伴って大陽線を描き、強い買い圧力を窺わせている。
一目均衡表でも終値の基準線突破と転換線の上向き転換、遅行線の弱気シグナル縮小で形状改善が進んだ。RSI(14日ベース)は51.51%と中立圏中央の50%を超えたばかりで過熱ゾーンには遠いが、11日安値から本日高値までで1736.44円高と上げ幅が大きいため、反動安リスクにも警戒が必要となろう。
目次
