[概況]
22日東京時間の米ドル円は、このところの上昇基調が一服。朝から揉み合いを続けた後は昼頃から夕方の時間帯までじりじりと上値を削る展開での推移となった。
足元で特に目立った手掛かりは見当たらないものの、くりっく株市場の日経225の軟調やNYダウの頭の重さが意識され、米ドルは冴えない値動きを余儀なくされることに。明日23日に日銀が金融政策決定会合、翌24日に欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表を控えており、様子見ムードが強まりやす環境にあったことも利益確定売りを先行させる流れにつながったものとみられる。
今夜まずは、連休明けとなる米株式市場の動向に注目。日欧金融政策やブレグジット、米中閣僚級協議など見極めが必要なイベントが少なくないため、結果を見るまでは方向感を見出しにくく、米ドルはとりあえず株価動向になびく展開となりやすいだろう。
[提供:カネツFX証券株式会社]
