明日5日の東京株式市場は上値の重い展開か。
米中貿易問題をはじめ、英国のEU(欧州連合)離脱をめぐる情勢など不透明要因を引きずったままだ。織り込みが進み、下値抵抗力はつきつつあるが、何ら解決はしておらず、買い進みにいく状況と言えよう。
ただ、香港市場では一部メディアが逃亡犯条例を撤回すると報じたことを受け、ハンセン指数が急伸している。米株先物も強い動きとなっており、欧州市場も初動は強い。
25日線上方ブレークへのお膳立てが整いつつあり、上がりも下がりもしない退屈な相場が一変する可能性もあるとみる。
■テクニカル・ポイント(4日現在)
21236.68 200日移動平均線
21112.62 13週移動平均線
21082.62 75日移動平均線
21056.36 均衡表雲下限(日足)
20966.92 均衡表転換線(週足)
20961.71 ボリンジャー:+1σ(25日)
20951.87 均衡表基準線(日足)
20790.11 ボリンジャー:-1σ(26週)
20710.91 新値三本足陽転値
20682.11 ボリンジャー:-1σ(13週)
20665.57 25日移動平均線
20649.14 ★日経平均株価4日終値
20589.87 6日移動平均線
20461.06 均衡表転換線(日足)
20369.43 ボリンジャー:-1σ(25日)
20306.79 ボリンジャー:-2σ(26週)
20251.61 ボリンジャー:-2σ(13週)
20073.28 ボリンジャー:-2σ(25日)
19823.47 ボリンジャー:-3σ(26週)
19821.10 ボリンジャー:-3σ(13週)
19777.14 ボリンジャー:-3σ(25日)
昨日安値を一時下回った後はプラス圏に浮上し、終値が上向きの5日線上をキープしたほか、ザラ場高値は7月31日以来およそ1カ月ぶりに25日線を上回り、チャート形状の改善が進んだ。
ボリンジャーバンドでは、中心線をやや下回る水準で取引を終えた。-2σから+2σまでの各線が中心線に向かう「5本線収束」が進んでおり、今後の日経平均は足踏み局面を経て上下どちからに大きく振れる展開が予想される。
RSI(14日ベース)は49.87%(昨日54.49%)と中立圏中央で引け、足元の相場での強弱感の対立を窺わせた。
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