10月3日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万5700円-2万6100円を想定。(9月30日終値2万5937円21銭)
先週末の米国株は下落。NYダウ平均は500ドル安の28725ドルで取引を終えた。FRBの金融引き締めに対する警戒が根強い中、決算が失望となったナイキが急落するなど個別でも値を崩すものが散見され、指数は終盤にかけて売り込まれる展開。3指数が終値ベースで年初来安値を更新した。
日経平均株価は、前週末9月30日に大幅反落した動きや、現地同30日の米国株式が続落した動きもあり、売り優勢の流れが続くとみられる。消去法的に、海外市場の影響を受けづらい内需系の中小型株への物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(前週末9月30日は144円31-33銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の半ば(同141円89-93銭)と小動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比10円安の2万5930円だった。
【好材料銘柄】
■ソーバル <2186>
今期最終を一転50%増益に上方修正・最高益更新へ。
■スターティアホールディングス <3393>
上期経常を一転2.5倍増益に上方修正・3期ぶり最高益、通期も増額。また、子会社クラウドサーカスがテレビ東京メディアネットとアニメ領域に特化したNFT事業を共同展開する。
■アイ・ピー・エス <4335>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.02%にあたる14万株(金額で1億1000万株)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月15日から12月30日まで。
■東京インキ <4635>
今期経常を一転6.3倍増益に上方修正・22期ぶり最高益更新へ。
■中村超硬 <6166>
千葉大学とがん治療薬などに有効とされる有機化合物「PIP(ピロール・イミダゾール・ポリアミド)」の合成手法を共同研究。
■シンシア <7782>
ドラッグストア向けコンタククトレンズ「1Day EyeWell」発売5周年記念株主優待を実施。22年12月末時点で200株以上を保有する株主を対象に、現行の株主優待に加え、クオカード1000円分を贈呈する。
■三益半導体工業 <8155>
非開示だった今期経常は45%増で2期連続最高益、未定だった配当は19円増配。
■ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265>
6-8月期(1Q)経常は24%増益で着地。また、医用超音波の受託研究・開発を手掛けるマイクロソニックへ出資。
【主な経済指標・スケジュール】
3(月)
【国内】
9月日銀短観(8:50)
9月新車販売台数(14:00)
9月軽自動車新車販売台数(14:00)
日銀金融政策決定会合の「主な意見」(9/21~9/22開催分)
《決算発表》
しまむら、ネクステージ、ダイセキ、クスリのアオキ、クリエイトSDH、象印、ナガイレーベ、アークランズ、オークワ、瑞光、ダイセキソリュ
【海外】
ノーベル医学生理学賞発表
米9月ISM製造業景気指数(23:00)
休場:中国(国慶節、~10/7)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
