軟調展開か

11日の東京株式市場は続落後、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジの2万6500円-2万6900円を想定。(7日終値2万7116円11銭)

米国株は9月雇用統計を受けた7日に、ダウ平均が630ドル安と大幅下落。失業率が予想以上に低下する強い内容で、市場はFRBの金融引き締めを強く意識した。

前週末の弱い動きや、東京株式市場が3連休の間に米国株式がさえない動きとなったことから、売り優勢のスタートとみられる。落ち着きどころを探りたいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。
また、東京証券取引所は前週末7日、TOPIX(東証株価指数)改革の一環として指数からの除外候補となる493銘柄を発表。除外された場合、指数に連動するETF(上場投資信託)やファンドなどによる売却で、株価の下落につながる可能性もあり、重しとして意識されそう。

為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の半ば(前週末7日は144円90-92銭)と円安に振れている一方、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の前半(同141円98銭-142円02銭)と円高に傾いている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同7日の大阪取引所清算値比435円安の2万6665円だった。

【好材料銘柄】

■シリコンスタジオ <3907> 
今期経常を3.5倍上方修正。

■JDSC <4418> 
投資銀行事業を展開するファイナンス・プロデュースの株式を取得し子会社化する。

■エッチ・ケー・エス <7219> 
前期経常を31%上方修正、配当も14円増額。

■ノダ <7879> 
12-8月期(3Q累計)経常が2.9倍増益で着地・6-8月期も3倍増益。

■ジーエヌアイグループ <2160> 
EPSグループとの医療機器事業に特化した合弁会社へ参画。

■ショーケース <3909> 
オンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」で活用されている顔認証技術の特許取得。

■アサヒペン <4623> 
発行済み株式数(自社株を除く)の3.18%にあたる12万株(金額で2億4000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月11日から23年1月31日まで。

■SECカーボン <5304> 
日本カーボン <5302>と資本業務提携。

■高島屋 <8233> 
今期経常を59%上方修正。

【主な経済指標・スケジュール】

11(火)
【国内】
9月景気ウォッチャー調査(14:00)
水際対策の緩和(入国者上限撤廃)
全国旅行割の開始
《決算発表》
コスモス薬品、Jフロント、高島屋、イズミ、マニー、ライフコーポ、ローツェ、コーナン商事、タマホーム、リソー教育、ライク、進和、アレンザHD、東京個別、北興化、カネ美食品、エコス、ライトオン

【海外】
予定はありません

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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