軟調展開か

13日の日経平均株価は続落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジ:2万7200円-2万7600円を想定。
NYダウ平均は880ドル安の31392ドルと大幅な下げとなった。米国が経済指標に神経質に反応して崩れており、前週末10日の弱い動きや、現地10日の欧米株式が下落したことを受け、日本株も大きく水準を切り下げると予想する。米10年債利回りは3.1%台に乗せており、3指数の中ではナスダックが3.5%安と最も下げの度合いが大きかった。国内でもグロース株が強めに売られることになるだろう売り一巡後は、短期的なリバウンドを狙った買いも見込まれる。
現状水準から約500円下に26週線(2万7309円、10日時点)が控えており、同水準がサポートとして意識されるかが焦点となる。米CPIが強い内容となることはそこまで驚きではないだけに、この近辺では押し目買いが入るとみるが、下にオーバーシュートして13週線(2万7170円)辺りまで突っ込む展開も想定しておくべきだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の半ば(前週末10日は133円59-62銭)と円安方向に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の前半(同141円95-99銭)と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比525円安の2万7325円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■CAICA DIGITAL <2315>
子会社カイカエクスチェンジがスケブ、スケブベンチャーズとイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)実施検討に向けた覚書を締結。
 
■ラクーンホールディングス <3031>
今期経常は15%増で2期ぶり最高益、2円減配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.7%にあたる16万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施。取得株は9月15日付で全て消却する。このほか、25年4月期に営業利益26億円(22年4月期は11.2億円)を目指す中期経営計画を策定。
 
■ユークス <4334>
2-4月期(1Q)経常は62%増益・上期計画を超過。
 
■大泉製作所 <6618>
フェローテックホールディングス <6890>がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株1300円で10日終値を24.5%上回る水準。また、フェローテクを割当先とする77万株の第三者割当増資を実施する。
 
■三井ハイテック <6966>
2-4月期(1Q)経常は3倍増益で着地。
 
■トーホー <8142>
上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額、配当も5円増額。
 
■日新製糖 <2117>
伊藤忠製糖と経営統合することで基本合意。
 
■鳥貴族ホールディングス <3193>
非開示だった今期経常は黒字浮上で4期ぶり最高益更新へ。
 
■ソフトウェア・サービス <3733>
上期経常は28%増益で上振れ着地。
 
■オハラ <5218>
今期経常を15%上方修正、配当も5円増額。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
13(月)
4-6月期法人企業景気予測調査(8:50)
《決算発表》
神戸物産、ビジョナル、エイチ・アイエス、正栄食、セルソース、JMHD、J.S.B.、Pアンチエイジ、サーキュ、スマレジ、Hamee、MacbeeP
 
【海外】
予定はありません
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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