20日の日経平均株価は続落後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万8300円-2万8600円を想定。
NYダウ平均は532ドル安の35365ドルで取引を終えた。
前週末17日の弱い動きや、現地17日の米国株式が続落したことから、売り優勢のスタートとなりそう。
欧州では、新型コロナウイルスの感染拡大により、英ロンドンでは現地18日に「重大事態」が宣言され、オランダでは同19日からロックダウン(都市封鎖)を開始している。感染拡大による経済への影響を警戒し、積極的な売買が手控えられる場面も想定される。
ただ、前日に大幅安となったナスダックの17日は、ほぼ横ばいで終えており、ハイテク株に関しては売り圧力が和らぎそう。日経平均は先週金曜に米株先物の下落を横目で見ながら後場に崩れており、大きく下に振れるようであれば押し目買いは入ると考える。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(前週末17日は113円65-67銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の後半(同128円62-66銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同17日の大阪取引所清算値比95円安の2万8425円だった。
【好材料銘柄】
■ラサ商事 <3023>
今期配当を8円増額修正。また、発行済み株式数の7.17%にあたる92万6162株の自社株を22年1月14日付で消却する。一方、21年3月末を最後に株主優待制度を廃止する。
■クリヤマホールディングス <3355>
今期配当を4円増額修正。
■バルミューダ <6612>
株主優待制度を新設。毎年12月末時点と6月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社オンラインストアで利用できる割引クーポンをそれぞれ贈呈する。割引率は30%を予定、1回限り有効。
■第一商品 <8746>
クラウドバンクの株式をCB1号ファンドから追加取得。
■アイ・ピー・エス <4390>
フィリピン国内海底ケーブルシステムを大手通信事業者2社と共同建設する。
■日水製薬 <4550>
新型コロナウイルスオミクロン変異株の効率的な検出に有効な「E484Aプライマー/プローブセット」(研究用試薬)の取り扱いを開始。
■フィードフォースグループ <7068>
ブランド戦略設計などを手掛けるフラクタの株式約51%を取得し子会社化する。取得価額は6.1億円。
■オリンパス <7733>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.24%にあたる1600万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月21日から22年3月31日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
20(月)
【国内】
予定はありません
【海外】
《米決算発表》
マイクロン・テクノロジー、ナイキ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
